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風の強い日曜日、平野工房と共に横須賀美術館まで行って来ました。 敬愛する彫刻家「若林奮−wakabayashi isamu」の展覧会があったのです。 横須賀美術館の前庭からは海がだーっと広がります。 横須賀からバスで30分ほどかかるのに結構な人数が来館しています。 若林ファンがこんなにいるのだ。 私は絵やものづくりは作ったひとが説明できることが大前提だと思っているのですが(私はです。以前そうではないと言われたこともある)、それは若林先生の作品をじっくり見るようになって思ったことです。 先生と呼んでしまうのは、学生の時彫刻の授業を教えてもらっていたので、やはり私にとって、若林奮は今でも若林先生なのです。 とても長い時間をかけて、展覧会を見ました。 「作った意図」がひとつひとつに感じられる。 もちろん具体的にではないのですが、「何か」の意図があってこの作品ができていて、漠然とした物はいっさい無いんだというのがわかる。 美術館のレストランでランチをしながら4人で余韻にひたる。 窓からは一面、海です。 海と自分との間の空間を作品にしたらどうなるのかな。 若林先生はこれをどんな振動尺(自身と対象の間を満たす空間を測る尺度として若林奮が名付けた)としてみたんだろうか。 この美術館の前庭に若林先生が寄贈した「VALLEYS」という作品が設置されています。 この後表参道のギャラリーニモードの搬出があったので、先に帰る私はこの「VALLEYS」をひとり通ってバス停まで行きました。 この間の道は単なる通路ではなく、いわば振動尺で測ると、とても大きな隔たりのある廊下なのだそうです。 それを胸に通るとじわじわ迫ってくる物がありました。 通り終わるとものすごい風が身体にぶつかってきました。 あの廊下は別空間のようでありました。 |
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